じめじめ不快指数MAX!エアコンの冷房と除湿、どう使い分ける?電気代の疑問もスッキリ解説!

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こんにちは!技術士のトートです。

関東圏、梅雨入りしたと思ったら、いきなりピーカンで30℃超えの日々が続いていますね。外はムシムシ、家の中もじっとり…不快指数MAX!こんなとき、エアコンの「除湿」ボタンを押すと、なんとなく涼しくもなるし、じめじめも解消されて一石二鳥!なんて思ったりしませんか?

でも、一方で「除湿って、冷房と何が違うの?」「除湿って電気代がかさむの?かさまないの?」といった疑問も浮かんできますよね。僕自身も、「結局どっちがお得なんだろう?」と迷うことがよくあります。

そこで今回は、この梅雨時期のモヤモヤを解消すべく、エアコンの「冷房」と「除湿」の仕組みと、賢い使い分け方、そして気になる電気代について、技術士の視点も交えながらスッキリ解説していきたいと思います!

なぜじめじめするの?不快感の正体は「湿度」!

まず、じめじめとした不快感の正体を知っておきましょう。それはズバリ、「湿度」です。

空気中には目に見えない水蒸気が含まれていて、その水蒸気の量が多いほど「湿度が高い」と感じます。気温が高くても、湿度が低ければカラッとしていて、それほど不快には感じません。しかし、気温が25℃程度でも、湿度が80%もあると、汗が乾きにくく、蒸し暑くてベタベタした不快感が一気に増します。

僕たちの体は、汗をかいてそれが蒸発する気化熱(きかねつ)で体温を下げています。でも、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、うまく体温を下げられず、暑苦しく感じるのです。

エアコンの「冷房」と「除湿」、基本的な原理は同じ!

さて、本題の「冷房」と「除湿」の違いです。実は、どちらの運転も、エアコン内部で行われている基本的な「除湿の原理」は同じなんです。

エアコンには、部屋の暖かい空気を吸い込み、その中の熱を奪って冷たい空気として部屋に戻す「熱交換器」という部分があります。この熱交換器は、とても冷たくなっています。

イメージしてみてください。キンキンに冷えたコップを夏の暑い部屋に置いておくと、コップの周りに水滴がたくさんつきますよね?これは、空気中の水蒸気が冷たいコップの表面に触れて冷やされ、液体(水)に戻る現象です。

エアコンの熱交換器もこれと同じ原理で、熱交換器で冷やされた空気が「露点(ろてん)」と呼ばれる温度に達すると、空気中の水蒸気が水滴となって結露し、エアコン内部のドレンホースから外に排出されます。これが、エアコンが「除湿」する仕組みの基本です。

つまり、冷房運転中も、部屋の熱を奪う過程で、必ず空気中の湿気も取り除かれているんです。

冷房と除湿の「違い」は、目的と運転方法にあり!

では、冷房と除湿のボタンで何が変わるのでしょうか?その違いは、何を主な目的とするかと、それに伴う運転方法にあります。

1. 冷房運転:部屋の「温度」を下げるのが目的

  • 仕組み: 熱交換器を強力に冷やし、部屋の熱を効率よく奪い取ります。部屋の空気を設定温度まで下げることを最優先に運転します。
  • 除湿効果: 部屋の温度を下げる過程で、結果的に大量の湿気も取り除かれます。
  • 特徴:
    • パワフルに部屋を冷やす。
    • 設定温度に達すると、運転を弱めたり停止したりする。
    • 梅雨時: じめじめした日に冷房を使うと、温度も湿度も下がって快適になります。

2. 除湿運転:部屋の「湿度」を下げるのが目的

除湿運転には、主に2つのタイプがあります。

A. 弱冷房除湿(ドライ運転)

多くの家庭用エアコンに搭載されている、一般的な「除湿」ボタンです。

  • 仕組み: 熱交換器をゆるやかに冷やし、設定温度よりも少し高い温度で運転します。冷房ほど強く冷やさず、湿気を効率的に取り除くことに重点を置きます。
  • 特徴:
    • 部屋の温度を急激に下げずに、湿度を取りたい場合に便利。
    • 体感温度: 湿度が下がると体感温度も下がるため、設定温度が高めでも涼しく感じることがあります。
    • 電気代: 冷房に比べて消費電力が少ないと言われることが多いですが、後述の注意点があります。

B. 再熱除湿(再熱ドライ)

一部の高性能エアコンに搭載されている機能です。

  • 仕組み: 熱交換器で空気中の湿気を取り除いた後、一度冷たくなった空気を、再び温めてから部屋に戻します。
  • 特徴:
    • 部屋の温度をほとんど変えずに、湿度だけを強力に取り除ける。
    • 肌寒い日や梅雨の終わり頃に最適: 冷えすぎを防ぎつつ、じめじめだけを解消したいときに非常に有効です。
    • 電気代: 冷やした空気をもう一度温め直す工程があるため、弱冷房除湿や普通の冷房よりも電気代がかかることが多いです。一見矛盾するように感じますが、「温度を変えずに湿度だけ下げる」という高度な制御をしているため、その分のエネルギーが必要になるのです。

気になる電気代、結局どっちがお得?

「除湿は冷房より電気代がかからない」というイメージが強いですが、これは弱冷房除湿に限った話であり、かつ使い方次第です。

  • 弱冷房除湿 vs 冷房:一般的に、設定温度が高めであれば、弱冷房除湿の方が冷房よりも電気代が安くなる傾向があります。なぜなら、冷房は設定温度までパワフルに冷やし続けるため、その分大きなエネルギーを消費するからです。しかし、弱冷房除湿でなかなか湿度が下がらず、長時間運転してしまうと、結局冷房と同じくらいか、それ以上に電気代がかかってしまうこともあります。
  • 再熱除湿 vs 冷房:再熱除湿は、冷やした空気を温め直す工程があるため、基本的には冷房よりも電気代が高くなります。「寒くならずに除湿したい」という快適さを追求する機能なので、電気代はその分かかる、と理解しておきましょう。

賢い使い分けのポイント

結局、どちらを使うべきかは、「何を優先するか」と「室温」によって変わります。

  • 「とにかく暑い!早く涼しくなりたい!」 → 冷房温度を最優先で下げたい時は、迷わず冷房を使いましょう。同時に湿度も下がって快適になります。
  • 「そんなに暑くないけど、じめじめが気になる…」 → 弱冷房除湿室温は適温だけど湿度が高い、という梅雨の時期に有効です。ただし、効きが悪いと感じたら、我慢せずに冷房に切り替えるか、設定温度を少し下げてみましょう。
  • 「肌寒いけど、じめじめが不快…」 → 再熱除湿(機能があれば)冷えすぎずに湿度だけを解消したい時に最適です。電気代はかかりますが、快適性は抜群です。

まとめ:エアコンを賢く使って梅雨を乗り切ろう!

息子の一言から始まった「エアコンの冷房と除湿の違い」の探求、いかがでしたでしょうか?

  • エアコンは、冷房も除湿も「冷たい熱交換器で空気中の湿気を水に変える」という原理は同じ
  • 「冷房」は温度を下げることがメイン、「除湿」は湿度を下げることがメイン。
  • 「弱冷房除湿」は冷房より電気代が安い場合があるが、「再熱除湿」は電気代がかさむ傾向にある。

この知識があれば、今日の気温と湿度、そしてご自身のエアコンの機能を考慮して、最も快適で効率的な運転モードを選べるはずです。

じめじめする日も、カラッと快適に過ごせるよう、エアコンを賢く使いこなして、今年の梅雨も元気に乗り切りましょう!